娘の骨盤矯正と靴の話
2015年10月22日(木曜日)
骨盤矯正を希望されて当院に来院される方がいます。
当院では、ご来院頂いた方全てを
骨盤矯正させて頂くわけではありません。
それは、なぜか?
そこには出産に係るホルモンの存在があります。
それは、「リラキシン」というホルモンです。
リラキシンは、出産前後の女性の体の内部で
分泌されます。
主な働きとして、出産に必要な骨盤周囲の関節を
緩めると言われています。
このリラキシンというホルモンは、
出産を終えるとピタリと止まるわけではなく
出産後もしばらくの間分泌され続けているのです。
このホルモンの存在を経験の中からつかみ取った人達がいます。
それは、出産の大先輩であるおばあちゃん達です。
おばあちゃん達が、昔から、
「出産後、21日間は家でおとなしくしていなければいけない。
重いものも極力持ってはいけない。
その時期に働き過ぎると、歳をとってから体を壊す。」
と言うのを聞いたことありませんか?
おばあちゃん達が、リラキシンの存在を知っていたかどうかは
不明ですが、どうやら長年の経験を口伝えにしてきて
掴み取ったものなのではないでしょうか?
ですから、
「出産後すぐに骨盤矯正をして欲しい。」
という依頼があっても、当院では出産後21日~1カ月の後でなければ
骨盤矯正をさせて頂くことはありません。
理由は、リラキシンが分泌を続けている状態では
骨盤矯正をしても骨盤が不安定なままでは
効果が少ないからです。
せっかく、ご来院頂くわけですから
効果を実感して頂きたい。
心からそう考えているからなのです。
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